占いと心理学の違いを解説!バーナム効果って?

占い全般
占いと心理学

占いを信じますか?占いにどっぷりと依存してしまう人がいる一方で、何となく根拠がなさそうだから一切信じないようにしている、という人もいるかもしれません。

では、心理学はどうでしょうか?占いを全く信じていない人でも、心理学は勉強する価値があるなんて考えていそうです。心理学に関しては、信じる信じないかではなく、そういう学問が存在しているのだから、勉強して身につけるもの、と捉えている人が多いでしょう。

占いも心理学も人間の「心」に関係しており、「人が悩みを抱え、壁にぶち当たってしまった時に役立つもの」という点では共通していそうですが、一体この2つはどのように違うのでしょうか?

占いとは?

占いは簡単に言うと、人々を悩みから救うための術であり、エンターテイメントの一種です。生年月日や姓名、手相などのデータから、これまでの運勢を読み取ったり、未来に何が起こりそうかということを予測し、相談者の悩み和らげます。

また、タロットカードなどのアイテムを使う場合もあります。並べたカードの配置を元に、リーディングを行うのです。あるいは、何も使わずに、ただ霊感のみを駆使して、運勢の流れを読み取るタイプの占い師も存在しています。

占い師の元を訪れる相談者は、未来に起こることや好きな人の気持ちなど、本来であれば予測不可能なことを知りたいと思っているケースがほとんどです。こういった悩みに対し、「3ヶ月後くらいに良いご縁がありそうなので、その頃に南の方角へ行くと良さそうですよ」といったアドバイスを行うのが占いの役目です。

テレビや雑誌の占いでは、ラッキーアイテムといった形で「鏡を持ち歩くと良い」「赤いものを身につけると良い」なんてことを指示するケースもあります。12星座や血液型によるランキングが存在するのも、占いの世界では「あるある」です。

占いを信じない人からすると、摩訶不思議なアドバイスを真に受けて、その通りに行動したり、気分が浮き沈みするなんて、滑稽極まりないと感じるかもしれません。しかし、実際に「よく当たる占い」は存在しています。そして、言われた通り行動したことによって開運できた!と喜んでいる人が大勢いるのも事実です。

占いが当たる理由については、大きく分けて2つ考えられます。1つは、占いが「統計」をベースにしているからというもの。手相占いにおいて「この線が長いから長生きしますよ」なんて言われても疑問を感じるかもしれませんが、そこには統計という根拠があるわけです。「その線が長い人に寿命の長い人が多い」という裏付けがあれば、たとえ、理屈で説明ができなかったとしても一応は信頼ができます。

星座占いや姓名判断、血液型占いにしても、「そういう傾向がある」という統計を活用していることがほとんどなので、いずれも全くのデタラメではないことが言えるのです。

占いがよく当たるもう1つの理由は、「バーナム効果」によるものです。誰にでも当てはまるような内容をもっともらしく語ることで、相手にすごい能力があると信じ込ませる…。これがバーナム効果と呼ばれるものです。

バーナム効果

・あなたは今、人には言えないような悩みを抱えていますね?
・あなたは慎重に物事を考えようとする一方で、時に大胆な行動に出ますね?
・あなたは昔、親に言われた納得のいかないことを今でも忘れていませんね?

上の例で挙げたようなことは、大概の人に当てはまることです。しかし、占い師にそれっぽいシチュエーションで言われてしまうと、「その通りです!どうしてわかるんですか!?」というように、相手の能力を信じ込み、まるで魔法に掛かったような心理状態になってしまうのです。

バーナム効果=インチキ…というイメージで捉える人もいるかもしれませんが、使い方によっては有益な効果を生むので、決してバカにはできません。バーナム効果によって、目の前の占い師を信じ込んでいる状態であれば、プラスのことを言われた際、それをポジティブに受け止めることができます。

たとえば、「来月いいことがありそうですよ」と言われても、「ふーん、そうなのかな」程度に受け流してしまうかもしれませんが、バーナム効果が働いている状態だと「この人が言うんだから、絶対いいことがあるに違いない!」と思い、ワクワクしながら日々を過ごせます。バーナム効果が人を幸せにすることは充分にあり得るのです。

心理学とは?

心理学とは、大学でも専門的に取り扱われる立派な学問の1つです。占いがエンターテイメント的な要素を多く含んでいるのに対し、心理学は科学的で論理的です。本格的な実験結果を元に論じられており、神秘的な要素を含んでいないため、多くの人が心理学は当たり前に信じるというスタンスを取っています。

心理学の場合、男女の脳の違いなどは積極的に論じられますが、魚座の人と蟹座の人の違いといった分類は行われません。基本的に人間は皆、同一の反応を示すものとして扱うのが特徴です。

ただ、育った環境の違いによって言動に影響が出るということは語られる場合があります。たとえば、長女として育った人と末っ子では、大人になった時に性格に差が出てくる、というように。海外経験が長い人と日本にずっと在住している人とでは性格に違いが出る、といったようなことも語られます。

生まれた日、血液型や姓名のような先天的なものによって人間の性格や運勢が決まるのではなく、あくまでも後天的な環境の違いによって、あらゆる要素が左右されていくと考えるのが心理学の大きな特徴です。

占いと心理学の違い

占いと心理学について、それぞれ解説してきましたが、もう少し明確に2つの差について論じていきます。たとえば、「片思い中の彼を振り向かせたいのですが、どうしたらいいでしょうか?」といった悩み相談に対し、占いと心理学ではアドバイスの方向性が全く変わってきます。

占いの場合

『あなたが片思いをしている彼はふたご座なので、知的好奇心が旺盛です。振り向かせたいと考えているのであれば、彼が興味を示すような知的な話題を豊富に揃えておくといいでしょう。また、あなたの星座であるやぎ座は、来月から恋愛運が急上昇しますので、アタックするのであれば、来月以降にすることをオススメします。』

心理学の場合

『男性は、逃げるものを追いかけたがるという心理的な性質を持っているので、彼を振り向かせたいのであれば、執拗に追い回したりすると逆効果になってしまいます。また、男性は揺れるものに反応するという傾向がありますので、ピアスやイヤリングを選ぶ際には、できるだけ長さのあるものを選び、顔回りで揺れるように工夫してみてください。』

占いと心理学

あくまでも一例ですが、このように占いも心理学も恋愛の悩み解決に役立つものであるのに、答え方の方向性が全く違うということがおわかり頂けることでしょう。

占いを信じる人は、女性的な脳を持っている人です。目に見えない神秘的な世界に興味があり、自分のことを「言い当てて欲しい」という願望を持っています。そして、明確なアドバイスをもらうことによって、それを心の支えとして、行動を決めたがるようなイメージです。

反対に、心理学を信じる人は、男性的な脳を持っている人です。目に見えないものや根拠が曖昧なものは信じたくない、という思いがあります。そして、何かの説を信じる際には、学歴の高い著名な人物によって語られているかどうかを重要視して考えます。

占いを楽しむには

占いを活用したい時には、占い師を頼るのが王道です。一方で、占い師は特に資格がいらないので、その人を信じてもいいかどうかは、自身の直感を頼りにして判断するしかありません。玉石混交過ぎる…というのが、占いのウィークポイントではあります。

ものすごく当たったとしても、運勢を悪い方向へと導く占い師だったら頼る意味がありません。相談者の幸せを祈ってくれ、開運のサポートをしてくれる良心的な占い師を選ぶよう心掛けましょう。良い占い師に巡り会えるまで、トライアンドエラーを繰り返すことも時には必要です。

口コミは参考になりますが、よく当たる占い師だからといって、ポジティブなことを言ってくれるとは限りません。話して「なんとなくイヤな感じがする…」「全然ワクワクしない…」なんて感情が湧くようであれば、早めに縁を切った方がいいです。逆に新人占い師でも、話す度に癒やされてエネルギーが高まるような感じがしたら、その人は本物です。相性もあるので、周囲の評価だけにとらわれないようにしてください。

心理学を取り入れるには

心理学を活用したい時には、心理カウンセラーを頼るようにしましょう。心理カウンセラーとして本格的に活動するには資格が必要なので、ここが占いとは大きく違うところです。

YouTube などの動画サイトでも、心理学について解りやすく解説してくれているコンテンツはたくさんあるので、参考になるものは取り入れていきましょう。動画配信をしている全ての人が資格所有者ではないかもしれませんが、きちんと勉強した上で情報を発信しているのであれば、充分価値があると言えます。

心理学で得られる情報は、基本的に全ての人に当てはまり、学んだことはすぐに活用できるのでどんな相手にも応用できます。たとえば、願いを叶えてもらいたい時、「最初に大それた要求を伝え、そこから徐々にレベルを落としていくと聞き入れてもらいやすい」というように、具体的なテクニックを教えてくれるのも心理学の特徴です。

立派な学問だからといって、100%当たるというわけではないですが、占いと比べると理屈や根拠が明確である分、実生活において確信を持ちながら役立てていくことができるでしょう。

占いと心理学を使い分けよう!

占いと心理学の違いについてお伝えしました。いずれも「心」を取り扱うもので、人々を幸せにするために誕生したものですが、答えの出し方やアドバイスの仕方が違うということが特徴と言えるでしょう。

どちらが良くて悪いということもありません。大事なのは、自分は占いと心理学のどちらを活用する方が幸せになっていけるのか、ということです。占いの方が気軽に頼れて楽しめる人は占いを、心理学の方が安心して信頼できるならば心理学を利用すればいいでしょう。心理学も勉強しているような占い師さんだったら最強!と感じる人は、そういった条件を満たしているプロを探してみてください。

占いか心理学、どちらを利用するにしても、あなたが今よりもっと幸せになれることを、心から応援しています!