【さやさん】Yes/Noの一歩先へ、人の気持ちに寄り添ったダウジング

占い師インタビュー

ダウジングを専門とする占い師の「さや」さん。終始、和やかな雰囲気のなか、ざっくばらんにインタビューにお答えいただきました。相談者の気持ちに寄り添いつつも、現実的な鑑定を信条にしている占い師・さやさんの素顔をご紹介します。

占いに興味を持ったきっかけを教えてください

私の家は霊媒の家系ではないのですが、母と叔父に霊感があり、ほんのちょっとだけ「視える」人だったんです。そのため、子どもながらに「私もそういう力がほしい」という好奇心から、不思議な力を追い求めるようになりました。でも、私には霊感が芽生えなかったんです。タロットカードなどにも手を出してみたのですが、どうしても身につかなくて。

それで、中学生の頃にダウジングを試しにやってみたところ、これなら私にもできるんじゃないかと思い、無料の掲示板で占いを始めました。そこで相談者さんの反応が返ってくるのがとても面白く、占いが楽しいと思うようになりました。鑑定結果をすごいと褒めてくださる方も多く、一晩のうちに掲示板が私の名前で埋め尽くされたこともありました。

ダウジングはどうやって身につけたのですか?

最初は、インターネット上にある「ダウジングの仕方」といった情報を参考にすることから始めました。十字とYes/Noが書いてある紙をプリントアウトして、家でひたすら振り子を揺らすという練習をしていましたね。でも、私の場合は「振り子がこう回ったらYesを示す」などの説明通りにはいかなかったので、自分に当てはまる振り子の動き方を探ることから始めました。そのため師匠もいないですし、自分で体得したという感じです。

鑑定結果も、最初は単純にYes/Noで占う方法から始めたのですが、現在では自分の中での質問を細分化して、答えを突き詰めていくようになりました。例えば恋愛相談で「彼は私のことを好きですか」という質問に対して「Yes」という結果をお伝えしても、相談者さんからは「でも今はちょっと冷たい態度を取られています」など、鑑定結果とかけ離れた状況が返ってくることもあるんですよ。

その時に「じゃあ、相手はどんなふうに好きなんだろう」ということで、妹っぽくて好き、家族のような親近感があって好き、面白いから好き、などと細分化して突き詰めていくようになったんです。そうやっていくと、当たり前ですが「人の気持ちはYes/Noだけじゃない」というのを実感しまして、やっと相談者さんが納得する結果が出てきたんです。

そのことに気付いてからは、鑑定する人数を増やして、細分化できる気持ちのテンプレートを頭の中で増やしていきました。

プロの占い師になろうと思ったきっかけを教えてください。

プロになったのは6年ほど前で、割と最近なんです。正直に言うと怒られそうですが、本業があり金銭的に困っているわけではないので、趣味で鑑定をしようかなと思っていたんです。

でも無料鑑定ですと、一度占った方が名前を変えてもう一度相談に来られたり、さらには「今日さばいた魚は私のことを恨んでいるか」など、私のことを試すような質問やイタズラまがいの質問などもたくさん来て、自分の感覚がおかしくなっちゃいそうだったんです。

これでは練習にならないので、これだけ人が来るなら安くてもいいから有料にしようと。とにかく、純粋に占いたかったというのが理由です。

占い師名である「さやさん」の由来を教えてさい 。

本名を少しもじっているのですが、とにかく「様」や「先生」などと敬われるのが嫌で。「いや、そんな偉い人間ではないよ」っていう(笑)。そのため、もっと気軽に、近所のおばちゃんに話すような感覚でさくっと話をしてもらいたいと思い、呼びやすいものにしました。また、読みにくい名前をつけていらっしゃる占い師の方も多いので、パッと見て読みやすい点も重視しました。

占いを10年以上も続けて来られた秘訣を教えてください。

やっぱり好奇心が勝っていたのかなとは思います。もともと「不思議な力がほしい」という気持ちから始まっているので、誰かの気持ちが分かるようになると、その不思議な力を手に入れたような気持ちになるんですよね。また、気持ちが読みづらい方に出会った場合でも、こつこつダウジングを続けていくことでいつか読めるようになるのではという、単純に自分でどこまでダウジングを極められるのか、という思いもありますね。

あとは、他の占術が向いてなかったのもあります。タロット占いをしてみても補助でダウジングを使うとそっちのほうが早かったりするなど、こっちに慣れてしまったというのは大きいですね。

さやさんから見たダウジングの魅力を教えてください。

今日からすぐ誰にでも始められる、というのが魅力の一つだと思います。ダウジングには潜在能力を使うのですが、これは霊能力とは違って誰でも持っているものなんですよ。アメリカなどでは、超能力を使う際の能力の一つと言われています。だから、皆さんも占い師さんに占ってもらって、その結果を自分で確かめるということもできちゃうんですよ。そんなことをしたら、私も含め占い師さんがいらなくなるかもしれないんですけど(笑)

このダウジングによって第六感が強化されるので、興味がある人はやってみると面白いかもしれないです。私も第六感を鍛え始めてから、くじ運がやたら強くなりました。あとは仕事の面でも、急に胸騒ぎを覚えた際に重要なポストの方が辞めるなど、転機を感じられたりすることはあります。潜在意識自体が人の集合意識と言われており、みんなとつながっているものなので、それを意識することによって人の動きなどが察せるようになるんでしょうね。

ダウジングで使っている道具について教えてください 。

特別な道具ではなく、自作したものを作っています。天然石が好きなので、振り子の先にはブレスレットの残り玉を加工して吊るしてあります。石はローズクォーツです。先端部分は例えば5円玉でもいいのですが、私は天然石のほうが意思疎通がしやすかったのでそうしています。その吊るしたトップの先に、十字とYes/Noを書いたノートを置いています。なんだか、すごく安上がりですね(笑)

普段どのような環境でダウジングしているのですか?

他の音をシャットアウトできる場所に身を置きます。とはいえ、物理的なシャットアウトは難しいので、精神的にシャットアウトできる場所、という意味合いが強いです。意外に思われるかもしれませんが、自室のほかリビングでも大丈夫です。たとえ人がいても、テレビやパソコンなどがついていれば人の注意はそちらにいきますよね。こちらに注目せず、放って置いておいてもらえれば集中できます(笑)

時間帯でいえば、基本的に朝起きてすぐがいちばん疲れが抜けているので、今日やるぞと決めた休日の朝ですね。夜はもうやっていないです。

本業と副業の占いはどうやって切り替えているのですか?

疲れを引きずっている状態では絶対鑑定に入りたくないと思っています。本業はそれこそ、キツくても会社に行って、疲れていない顔をして働かなければいけません。

でも、占い稼業に関しては、もし疲れていたら「すみません、休みます」と素直に休息をとります。そうやって疲れを引きずらないような切り替えをしておかないと、人の悩みを聞くキャパシティがなくなってしまうんですよね。疲れは大敵です。余裕のない状態で相談者さんと向き合いたくないので、それが私の唯一の切り替えですかね。

どういう相談内容が多いですか?

恋愛のご相談が多いですね。片思い系は何割かで、一番多いのは不倫や音信不通、復縁系など複雑なご事情のある恋愛です。あまり頂けないご相談ではあるのですが、私自身は会社での人間関係や新入社員さんのご相談など、会社関係の鑑定が本当は得意です。

鑑定結果を伝える際、どういう点に気を付けていますか?

普通であれば、「寄り添って」や「優しく」となるのでしょうが、過度に優しいと現実にオブラートをかけすぎて傷つけてしまう可能性もあります。かといって、ありのままお伝えし過ぎるのも現実以上に冷たい印象を与えてしまうので、どう上手にバランスをとるか、というところですね。優しすぎず冷たすぎず、現実的に伝えるように気をつけています。

リピーターのお客様が多い理由は何だと思いますか?

良いことと悪いことを両方そのままお伝えすることでしょうか。例えば相手が相談者さんのことを「可愛い」と思っているとしたら、普通の鑑定士さんは「可愛い」とだけ伝えることが多いんですよ。

でも、私は現実的に伝えることを心がけているので「小動物みたいで可愛い」など、どんな風に可愛いと思っているかまでを伝えます。普通なら言わなくていいようなところまで細かく伝えてしまう面はあるのですが、「彼が実際にそう言っていた」や、悪い点であれば「注意を受けたばかりだ」など思い当たる節があるようで、そういう点なのかなとは思います。

休日はどのように過ごしていますか?

私は休日に占いをするワーカホリックなんですよね(笑)。それ以外は、リラックスタイムにゆっくりとお風呂に入ったり。漫画も好きでよく読みます。最近では「応天の門」という菅原道真の学生時代をモデルにした、歴史ものを絡めたミステリー系のお話が面白いです。

あとはお酒を飲むのも大好きなので、カクテルとおつまみを作って、深夜まで映画を見ながらお酒を飲むこともあります。お酒はブラッディメアリーが大好きですが、日本酒やハイボール、ワインなども飲みます。

最後に、お客様へメッセージをお願いします

一言でいうと「帰ってきちゃだめだよ」ですね。私、リピーターさんを推奨していないんです。また来てくださるというのは、悩みがあるということなので。できれば悩みができても占いなんかに頼らず、自分の直感を信じて解決する人生を送って欲しいんですよ。その願いを込めた「帰ってきちゃだめだよ」ですね。ビジネスとしてはダメなんですけど(笑)